【ブログ】ますます広がる、「ハッピーチョコレートサイクル」

22 4月 2019

ブログ

ますます広がるカカオ・トレースの「ハッピーチョコレートサイクル」。香川県高松市の菓子製造販売、菓子工房ルーヴ 野﨑幸三社長にカカオ・トレースの取り組みにについてお話を伺ってきました。 社長ご主導のもと、お店全体で取り組むことで、社員の皆様に意識変化があり、お客様へもメッセージが伝わりやすくなったそうです。

-御社の社会貢献への取り組みについて教えてください。

これまでにも障がい者の方々を対象としたお菓子教室、瀬戸内沿岸地域の緑化活動を推進する「瀬戸内オリーブ基金」の支援活動を行ってきました。当社は地域貢献につながるこれらの活動を、全社的な取り組みとして、ボランティアとしてではなく業務の一環として行っています。

-カカオ・トレースへの参加を決められた要因はどこにありますか。

チョコレート原料はお菓子をお届けする私たちにとって必要不可欠なものです。チョコレートの選択は日々の業務であり、カカオ・トレースでは、本業を通じで参加できる点が良いと感じています。当初は、カカオ・トレースについてお客様の賛同が得られるか不安がありました。しかし、おいしいチョコレートは品質の良いカカオがあればこそ。将来のカカオを守るための活動は、今まで以上に重要になっていくと思います。チョコレート原料の選択肢は非常に多くありますが、安定して確保していくため、カカオ・トレースへの参加を決めました。お客様にはチョコレート商品の購入で社会貢献ができることを新たな付加価値としてお伝えしてまいります。 (右は菓子工房ルーヴ様のカカオ・トレース商品の一部)

 

-お客様へカカオ・トレースをどのように伝えていらっしゃいますか。

カカオ・トレースについて理解を深め、お客様にご説明できるようするため、社内勉強会を行っています。「カカオ生産地の環境を整えることができ、さらに、カカオの安定的な供給につながる取組である」ということを従業員全員がお客様にお伝えできるようにしています。それでも、お客様のご理解・ご賛同をいただくには時間を要します。視覚で得られた情報はお客様の記憶に残りやすいため、ディスプレイはとても重要です。店頭では、カカオ・トレースの動画を放映したり、POP、フライヤーを活用し、お客様への継続的なご案内を行っています。

菓子工房ルーヴ様のCSRページ:https://lowe.co.jp/csr/

-今後の展望についてお聞かせください。

人には誰しも「何かの形で社会のために役に立ちたい」という意識があると思います。社会のために貢献できる機会があれば参加したいと思っているお客様に向けて、商品作りを通じて機会をご提供することも私たちの使命であると感じています。 募金箱による募金をされたことがある方は多くいらっしゃると思います。キャッシュレス社会が加速する中で、時代とともに募金の在り方や社会貢献の形も変わっていきます。カカオ・トレースは、「商品を選択することが社会貢献へとつながる」という非常に参加しやすい仕組みだと感じています。今後も、カカオ・トレースの原料を使用した生ケーキなど商品群を増やしながら、その意義をお客様へと繋げていきます。

菓子工房ルーヴ
香川県高松市鹿角町290-1 TEL: 0120-869-787

菓子工房ルーヴ様ホームページ:https://lowe.co.jp/

--取材後記--
野﨑幸三社長は、カカオ生産地や将来のカカオ供給に高い関心をお持ちで、それを社内のみならずお客様にも伝える努力をされていらっしゃいます。私たちピュラトスもルーヴ様と共に、カカオ・トレースの意義を皆様にお伝えし続け、ルーヴ様のように発信してくださるユーザー様のサポートを続けてまいります。そしてルーヴ様をはじめ、カカオ生産者を積極的に支援をしてくださるユーザー様が日本に多くいらっしゃることを、ベトナムやコートジボワールのカカオ生産者の皆様にお伝えすることで、「ハッピーチョコレートサイクル」の輪を広げていきたいと改めて思いました。