エスキモーの「キモ」が名前の由来

28 3月 2019

お知らせ

ピュラトスは、ブレッド・インプルーバーのパイオニア

1953年に他社に先駆けてコンプリート・ブレッド・インプルーバーを開発した、ブレッド・インプルーバーのパイオニアです。酵素や乳化剤など自社で製造しており、製品開発の初期段階から、出口視点で製品のグランドデザインを描きながら開発できることが強みです。

ブレッド・インプルーバーは天然由来

ブレッド・インプルーバーの原料の一つ、酵素は微生物が作りだします。酵素は微生物のほか、植物など、あらゆる生き物の体に含まれ、代謝をつかさどる成分で、どれももともと自然界に存在するものを使っています。
酵素というのは最近、添加物表示のいらない原料として世界的にニーズが高まっている素材で、私たち動物や、小麦など植物にもともと含まれているタンパク質です。この酵素を製パン用製剤としてうまく使いこなすことにより、ボリュームを出したり、しっとりさや歯切れの良さなどの様々な食感を付与したりして、パンを自分の思うとおりの食感にデザインすることができます。

 

最適品種のスクリーニングから実用化まで

酵素自体、熱に弱い酵素もあれば、強い酵素もあります。高温で焼成する製パンにおいては、熱に強い酵素であれば窯の中でその威力を発揮します。その逆もあり、低温に強い酵素であれば、一般的な酵素が働かない温度で働き、生地のダメージを防ぐ力を持っています。


例えば、ピュラトスの冷凍生地のためのインプルーバーですが、冷凍工程による生地ダメージを軽減し、より高品質・高付加価値のパンを作っていただくためのさまざまなテクノロジーが集約されています。その主要原料である酵素の中には、一日中太陽が昇らず、空気が乾燥しきっている南極で発見された酵素を製品化しているものもあります。

ジョーカー・キモ(PJ)S500 キモ・ロング(PJ)S500 キモ・ショート・ジャパン(PJ)キモ・FTOなど、冷凍生地用インプルーバーの製品群に「キモ」という名前がついている製品がありますが、これらは、エスキモーの「キモ」に由来しています。

 

ピュラトスは製パンに特化した酵素を自社製造する以外、他社酵素などもフレキシブルに取り入れ、他の原料と適切に組み合わせることにより、ブレッド・インプルーバーとして最適なバランスに仕上げる技術に優れています。